【映画】ダラスバイヤーズクラブ
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【映画概要】
予告
あらすじ
1980年代当時無認可だったHIV代替治療薬を密輸販売し、アメリカのHIV患者が特効薬を手にできるよう奔走した実在のカウボーイの半生を映画化した人間ドラマ。HIV陽性と診断されたカウボーイを『マジック・マイク』などのマシュー・マコノヒーが演じ、21キロも減量しエイズ患者という難役に挑んだ。『チャプター27』などのジャレッド・レトー、『JUNO/ジュノ』などのジェニファー・ガーナーが共演。監督を『ヴィクトリア女王 世紀の愛』のジャン=マルク・ヴァレが務める。1985年、電気工でロデオカウボーイのロン・ウッドルーフ(マシュー・マコノヒー)は、HIV陽性と診断され余命が30日だと言い渡される。アメリカには認可治療薬が少ないことを知った彼は代替薬を探すためメキシコへ向かい、本国への密輸を試みる。偶然出会った性同一性障害でエイズを患うレイヨン(ジャレッド・レトー)と一緒に、国内未承認の薬を販売する「ダラス・バイヤーズクラブ」を設立するが……
主演はマシュー・マコノヒー、監督はジャン=マルク・ヴァレ。
【感想】
何かの映画をレンタルした時に入っていた予告に惹かれて見たのですが、なんというかもっとぶっ飛んだ話を想像してました。
死にかけの男が点滴引きずりながら麻薬か何か密輸して大暴れするみたいな。。。
ところがどっこい、 なんか結構まじめな話でした。しかも実話。
映画の予告って好きなんですよね。
どうして、どれもこれも面白そうに見えるんでしょうか。
予告編作る人ってホントにすごいなっていつも思います。
テレビのCMとかでもそうなんですけど、あの限られた数十秒の間に伝えたいメッセージを伝えるのっていうのはかなりの工夫が必要ですよね。
一時期はCMを作る仕事に就こうかな~なんて思ってました。
とても楽しそうだし、自分が作ったCMがテレビに流れるなんてやりがいがありそうです。
それはさておき本編について。
あらすじにもありますが、舞台は80年代アメリカ。
カウボーイのウッドルーフが主人公です。
この主人公がかなりの破天荒っぷり。
トレーラーハウスに住んでいて、女と酒、ドラッグ、ロデオが生きがいみたいな男です。
見たときすぐにGTA5(Grand Theft Auto 5)のトレバーを思い出しましたね。
まさにあんな感じでもうメチャクチャです。
この映画の面白いところはこんな破天荒な彼がHIVに感染して、人生と向き合うようになるところですかね。
今は大学生の僕でもHIVがホモセクシャルだけの病気ではないこと、感染経路についてもある程度の知識はありますが、当時はそんなことありません。
HIVで余命があと30日だと宣告されるウッドルーフも、初めはそんなホモだけの病気に自分がなるはずがないと医師の診断を笑い飛ばします。
しかし、徐々に自分の現状を受け入れるように。
破天荒な彼が現実を受け入れるにつれて変わっていくのが面白かったです。
映画の大の女好きの彼が、感染を知ったあとでは女断ちをしたり
ドラッグをやりまくっていた彼が、映画の中盤でスーパーの加工食品に入っている防腐剤について 「こんな物食べられるか」というような発言をしたり。
あの健康なんか気にすることはなさそうな彼が、たかが防腐剤についてボヤくなんて…と思いましたね。
人生って果てしなく続いていくような気がします。
特に僕みたいな若い人たちなんて特に。
でもやっぱり、終わりがすぐ目の前に迫ってきたら惜しくなるんでしょうか・・・。
そのときになってようやく自分の人生とちゃんと向き合うことに。
「明日死んでもいいように生きろ」なんてよく言いますが、それは理想であって実際にはとても難しいことですよね。
特に印象に残っているのが彼の「死なないように生きるのは意味がない」というようなセリフです。
彼は「(積極的に)生きている」のではなく「(死なないように)生きている」という感じでしょうか。
大好きな女やドラッグを断ち、楽しむことよりも死なないことを人生における1番の目的に。
まさに彼の生き方が変わったことを表すセリフだと思います。
当初のイメージとは違い、まじめな映画でしたが面白かったです。
それでは、今日はこの辺で。
ご覧頂きありがとうございました!
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